日本企業の与信・債権管理を総合的に支援する弊社(三井物産クレジットコンサルティング)がお届けする海外企業信用調査レポート解説シリーズの第2回です(第1回ACPレポート編はコチラ)。
今回は、「コファス(COFACE)海外企業信用調査レポート」の特徴や活用方法についてご紹介していきます。
「コファス(COFACE)海外企業信用調査レポート」は、信用情報機関であり、取引信用保険分野で世界的に有名なフランスの保険会社「コファスグループ」の1社であるコファス・サービス・ジャパンが提供する海外企業調査レポートです。
貿易や海外取引の支援機関である日本貿易振興機構(ジェトロ)の会員向けサービスとして紹介されるなど、実績・信頼性とも非常に優れたレポートです。
▼目次
コファス海外企業信用調査レポートの特徴
○各国主要調査機関とのネットワークを保有
貿易保険を提供するグループ会社として、グローバルでのクレジットアライアンス・ネットワークを保有しているため、世界中の企業レポートを通常2週間ほどで取得することができます。
レポートの収録項目は、一般的には登記所から入手される基本データをはじめ、沿革、業況、事業内容が記載されます。また、取引銀行、子会社および関連会社、訴訟記録の有無などについても含まれます。財務情報(決算データ)も、入手し得る最新のものが添付されます。
料金は、国・地域ごとに異なりますが、スポット利用の場合、23,000円/件~32,000円/件で利用可能です。さらに至急での調査(約1週間)や日本語への翻訳サービスにも対応しています(別途オプション料金要)。
○中国、台湾企業の調査ならコファスレポートがお勧め!
海外企業信用調査レポートを提供する会社は国内でも複数存在しますが、共通点は原則、英語レポートであるということです。
そして、レポートの和訳を行う場合、翻訳料金がページごとに掛かるのが一般的なため、コスト削減の一環で英文レポートのまま利用している会社が多いようです。
海外ビジネスが中心の会社であれば、恐らく問題ないと思いますが、まだまだ英語にアレルギーを感じる方が少なくないのも実態ではないでしょうか。
コファスレポートの場合、なんと中国・台湾企業のレポートについては、標準で日本語(翻訳料金無し)で提供しておりますので、非常に使い勝手がよく、コストも効率的です(当社会員契約が必要)!
○コファスグループ統一基準による企業格付(@レーティング)を提供
コファスレポートのオプションサービスとして、5段階【「@@@」「@@」「@」「R」「X(格付不可)」】の企業格付サービスが利用可能です(@レーティングのみの申込みは不可)。世界をリードする貿易保険機関(COFACE)の膨大な保険関連情報を背景とした評価のため、機動的な信用情報の把握やモニタリングにも活用されています。
○こんなご利用シーンに最適!
① 自社の取引先に占める中国・台湾企業の割合が大きい方
② 既に海外企業信用調査レポートを利用しており、他の情報ソースを検討中の方
③ 企業調査に掛かるコストの見直しを検討中の方
④ 企業調査レポートの取得だけでなく、債権保全手段として取引信用保険の活用を検討中の方
コファス海外企業信用調査レポートの利用方法
「コファス海外企業信用調査レポート」のサンプルが見たい
こちらのリンクより「コファス中国レポート(サンプル)」、をご覧いただけます。
また弊社では、「コファス(COFACE)海外企業信用調査レポート」をさらに有効活用いただけるように、解説付き無料サンプルをご用意しております。メールアドレスをご登録いただくと、無料でご確認いただけますのでぜひご利用ください(ご登録は無料)。
https://www.conocer.jp/users/sign_up
「コファス海外企業信用調査レポート」を購入したい
海外取引リスク管理クラウドサービス「CONOCER(コノサー)」では、海外企業の情報収集・与信判断に便利な「コファス(COFACE)海外企業信用調査レポート」を、会員価格で1件から購入することが可能です。また、レポートの翻訳や付帯情報(アジア市場情報や国情報)もあわせて取得いただけます。詳しくはお気軽に弊社までお問合せください。
また、弊社では三井物産グループの商売で培ったノウハウを活用し、国内・海外取引信用保険のご相談(商品紹介、見積等)にも対応しております。あわせてどうぞご相談ください。
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