日本企業の与信・債権管理をワンストップで支援する弊社(三井物産クレジットコンサルティング)がお届けする海外企業信用調査レポート解説シリーズの第2回です。(第1回ACPレポート編)(第4回D&Bレポート編)(第5回クレディセイフレポート編)(第6回クリフレポート編)
今回は、「コファス(COFACE)海外企業信用調査レポート」の特徴や活用方法についてご紹介していきます。
「コファス(COFACE)海外企業信用調査レポート」は、取引信用保険分野で世界的に有名なフランスの保険会社「コファスグループ」の1社であるコファス・サービス・ジャパンが提供する海外企業調査レポートです。
貿易や海外取引の支援機関である日本貿易振興機構(ジェトロ)の会員向けサービスとして紹介されるなど、実績・信頼性とも非常に優れたレポートです。
▼目次
コファス海外企業信用調査レポートの特徴
○各国主要調査機関とのネットワークを保有
貿易保険を提供するグループ会社として、グローバルでのクレジットアライアンス・ネットワークを保有しているため、世界中(195か国)の企業レポートを通常2週間ほどで取得することができます。
速度オプション料金が必要ですが、至急での調査(約1週間)も対応可能です。残念ながら現在は英語レポートの和訳の対応は行っていないようです。
レポートの収録項目は、一般的には登記所から入手される基本データをはじめ、沿革、業況、事業内容が記載されます。また、取引銀行、子会社および関連会社、訴訟記録の有無などについても含まれます。財務情報(決算データ)も、入手し得る最新のものが添付されます。
料金は、国・地域ごとに異なりますが、通常年間契約が必要です。
○保険事業で培った企業評価能力に定評有り!
コファスは取引信用保険分野で70年超の歴史があり、企業評価に関する膨大なデータとノウハウを有しています。
また、一般的な信用調査会社では入手不可能な企業の不払い情報を含む不利益情報を逐次収集しているため、精度高く各企業の信用状態の把握が可能な点が特徴です。
○コファスグループ統一基準による企業格付(@レーティング)を提供
コファスレポートのオプションサービスとして、5段階【「@@@」「@@」「@」「R」「X(格付不可)」】の企業格付サービスが利用可能です(@レーティングのみの申込みは不可)。世界をリードする貿易保険機関(COFACE)の膨大な保険関連情報を背景とした評価のため、機動的な信用情報の把握やモニタリングにも活用されています。
○こんなご利用シーンに最適!
① グローバルに取引先が所在し、世界中の海外企業信用調査が必要な方
② 既に海外企業信用調査レポートを利用しており、他の情報ソースを検討中の方
③ 企業調査に掛かるコストの見直しを検討中の方
④ 企業調査レポートの取得だけでなく、債権保全手段として取引信用保険の活用を検討中の方
コファス海外企業信用調査レポートの利用方法
「コファス海外企業信用調査レポート」のサンプルが見たい
こちらのリンクより「コファス中国レポート(サンプル)」をご覧いただけます。
「コファス海外企業信用調査レポート」を購入したい
海外取引リスク管理クラウドサービス「CONOCER(コノサー)」では、海外企業の情報収集・与信判断に便利な「コファス(COFACE)海外企業信用調査レポート」を、会員価格で購入することが可能です。また、レポートの翻訳(要約)や信用格付、コンプライアンスチェックもあわせてご取得いただけます。詳しくはお気軽に弊社までお問合せください。
また、弊社では三井物産グループの商売で培ったノウハウを活用し、国内・海外取引信用保険のご相談(商品紹介、見積等)にも対応しております。あわせてどうぞご相談ください。
▼「コファスレポート」を1件から取得できる海外企業の信用調査サービス「CONOCER」▼
★おすすめ記事 → 【海外企業調査レポート】プラスαの活用方法