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朗報?悲報?ディワリ祭り名物の爆竹が規制へ

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インドで日本企業の進出支援を行っている公認会計士の野瀬大樹です。

10月11月、インドはお祭りシーズンで、町もデコレーションが大変きらびやかになります。
10月にダシェラ、11月にディワリと大きなお祭りが続くこのシーズンは、実は騒音と大気汚染のシーズンでもあります。

それはこのお祭りにおいて大量の爆竹が使用されるからです。

私がインドに来たばかりのころは本当にこの爆竹がうるさくて、家の中にいても耳をふさぎたくなるくらいの大音量。煙も家に入ってきて洗濯物も干せないような状況でした。

従来から、主に大気汚染の観点から「この爆竹を規制するべきだ」、「いや、楽しい伝統のお祭りなので規制するべきでない」という議論があったのですが、実感としては去年くらいから明らかに爆竹の音が町から減っている印象があります。

インドも経済発展するにつけ環境問題への意識が高まっており、その一環として、この一年で一番盛り上がるお祭りシーズンのイベントにもメスが入れられようとしているのです。

そしてこの件についての判決が10月25日に最高裁より出されました。

結論から言いますと、爆竹の完全なる規制は行われないことになったものの、ディワリは夜8時から10時の間、クリスマスと元旦は夜11時45分~12時45分の間だけと時間による規制が設けられることになりました。また加えて、爆竹のEコマースでの販売も規制されることになりました。

健康の観点からは弁護士などを中心に爆竹の規制を行うことが強く主張されたのですが、爆竹を販売している業界団体からは「爆竹は大気汚染の唯一の原因ではないから、これのみを規制しても意味がない」との反対もあり、その間をとった判決が出された感があります。

この「時間帯規制」が、祭りでヒートアップした人達に実効性があるのかどうかは不透明ですが、今年は例年よりさらに静かなお祭りシーズンを迎えることができるかもしれません。

まとめ

10月、11月のインドはお祭りシーズン。
お祭りの風物詩である爆竹は環境問題から規制の方向であり、今年は時間規制が設けられることに。

【プロフィール】
野瀬 大樹(のせ ひろき) 公認会計士・税理士

大手監査法人勤務の後、NAC国際会計グループに参画、インドのニューデリーにて主に日系企業をサポートするコンサルティング会社NAC Nose India Pvt. Ltd.を設立し、同代表に就任。インド各地にて、会計・税務・給与計算に加え、各種管理業務に関わるコンサルティングサービスを提供している。

事務所HP:http://in.nacglobal.net/

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