今時のビジネスマンは、チェックインやボーディングパスもエアライン各社が提供するスマホアプリで済ませていると思います。ゲートの変更やフライトの遅延、キャンセル情報もリアルタイムで受け取れることは非常に便利です。
しかし、搭乗日にフライトキャンセルの連絡が来たら、どう切り抜けますか?今回はそのようなピンチを切り抜けるコツをお伝えします。
※ 当記事の内容は、2016年1月時点のものです。お出かけ前に最新情報を確認することをお勧めします。
▼目次
旅行会社に丸投げしない
海外へのビジネス出張が多い人ほど、フライト予約は旅行会社に丸投げしないものです。なぜなら、そうするとリスクが大きくなるからです。
筆者も以前、日本国内の旅行会社に丸投げした結果、大変な目に遭ったことがあります。なんと搭乗日を間違えてeチケットを発行されてしまい、よりによって(時差のため)日本では日曜日の真夜中!仕方なく現地の空港で交渉して、親切なチェックインカウンターの職員に、正しいチケットを発券してもらったことがあります。最終的には英語での交渉力に頼る、というハラハラの事態になってしまいました。
自分でフライトを予約した方が良いメリット
夏はハリケーン、冬はブリザード…特に悪天候のリスクの時期のフライトは、自分でプランを考え、予約したほうが賢明です。なぜなら、キャンセルになった便の代替手段として、提携しているエアラインの利用を常に考えておく必要があるからです。
「ハブ空港のロケーション」「どこのエアラインとアライアンス(提携)を組んでいるのか」のチェックが重要です。(※ハブ空港というのは、アメリカの場合ダラス、シカゴ、デトロイト、デンバーなどです。)
フライトキャンセルやその他の事情で、やむを得ず経由便を利用する場合は、こちらから経由地を提案する必要があります。旅行会社やエアラインでは、経由地を選択しないと空席照会をしてくれないことが多いためです。
いざと言うときのため、利用するエアライン会社のハブ空港情報を、自分の頭にインプットしておくことが大事です。
まとめ:目的地に出来るだけ近づく努力を
たとえば観光旅行なら、フライトがキャンセルの場合も、出発は翌日でも我慢できるでしょう。しかし、仕事の出張はそうはいきません。目的地にどこまで近づくことが出来るか、またはその努力をしたかが貴方の誠意です。簡単に諦めるわけには行きません。そして旅行会社やエアラインとの交渉力は、貴方の知識と比例するものなのです。
これも筆者自身の実体験ですが、歴史的に大きなハリケーンがアメリカの東南部を襲っていた時、まさにそのエリアにいたことがあります。この時は、先読みしていち早く出発した人達がしっかり替わりのフライトやレンタカーを抑えていました。
そこで筆者は、なるべく目的地に近い小さな空港へ飛び、そこから陸路で向かうことにしました。もし、判断に迷っていたらそのフライトまでソールドアウトになってしまったことでしょう。
近隣の州の空港の地図や情報も頭に入れておくこと、そして予定外の時こそ即決即断が重要なのです。