2016年9月27日、東京・日本橋人形町にてストラテジック・デシジョン・イニシアティブ株式会社(SDI)・三井物産クレジットコンサルティング株式会社(MCC)共催による無料セミナーを開催いたしました。その様子をレポートします。
【参加者対象者の方】
東南アジアでの販路開拓をしたい企業の経営者様・海外事業部門の責任者様。
【講座の内容】
近年注目される東南アジア・ASEAN諸国での販路拡大およびリスク管理に関する最適な手法を検討いただくため、「海外販路開拓最新事例」「取引先信用調査の重要性」について3部構成のセミナー形式にて開催しました。
(開催スケジュール)15:00~17:00 (2.0時間) ※所要時間およびスケジュールは目安です。
【講演①】
海外企業との取引における要諦 15:00-15:30
第一部は、当社代表取締役社長の松居より、海外企業と取引を始めるうえで理解しておくべきポイントについて、海外での事故事例も交え講演いたしました。
私たちが、普段ニュースなどで見聞きする「取引先所在国の状況について、どこまで深く知っておくべきなのか」、「海外取引と国内取引はどこが違うのか」、そして「取引先のことをよく把握することがどれほど重要なのか」を解説いたしました。
【講演②】
新興国での販路開拓の最新事例!「本当に使える」海外ターゲットリストとは? 15:30-16:30
続く第2部では、ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ株式会社 代表取締役 兼 CEOの古川エドワード英太郎氏より、香港で起業され、海外調査を主軸に事業を展開されてきたノウハウを踏まえ、新興国市場の産業調査・消費者調査手法、企業リスト作成時のよくある間違いと正しい活用方法について、ご紹介頂きました。
冒頭、「このような名前なので、外国人と間違われますが、コテコテの関西人です!」というアイスブレイクをきっかけに終始なごやかな雰囲気で実務に根差したお話をしていただきました。
後半の「海外企業リスト」の活用においては、「非現実的な項目設計」、「産業や商流に関する基本理解不足」というよくある課題を指摘しつつ、「最大公約数からの消去法による絞り込み」といった明日から使える具体的な解決策の提示をして頂きました。
【講演③】
海外取引先の信用調査手法とポイント 16:30-17:00
最後に、当社コノサー事業室長の飯田より、意外と知られていない海外信用調査の注意点や活用方法について、解説いたしました。原材料の調達や部品の供給においては、各企業が安定供給を受けられるように常に代替先を探しているはずなのに、「取引先の情報」について特定の企業に依存している場合が多いことを指摘、情報も複数のソースを持つ重要性について、ご紹介いたしました。
講演後のアンケートでは、「海外事業の戦略立案を行っているが、なるべく無駄な作業をしたくないので、本日聞いた情報整理の段取りについて意識したい(大手食品メーカーの方)」、「取引企業を決める際に、調査すべき項目、方法、注意点についてよく知ることができた(大手医薬品販売会社の方)」等の感想が寄せられました。
セミナーまとめ
今回のセミナーは、約40社の海外事業責任者・担当者の方にご参加いただきました。中国の景気が鈍化しており、東南アジアでの事業拡大の意欲が高まる一方で、「具体的な手法」や「リスクへの対応」に対して、課題感や不安を感じている企業様が多いことが改めて分かりました。
当社では、今後も定期的に、日本企業の海外展開・事業拡大に資する情報提供のセミナーを開催してまいります。
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▽今後のセミナー開催予定
11月2日(水)16:00~17:00
東南アジアビジネス成功の秘訣 ~東南アジアビジネスの実態からひも解く90分~
▼詳細はこちら▼
http://www.nexway.co.jp/seminar/20161102.html