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アメリカ出張の準備段階編③~持ち物Part.2―知らないと大汗!スーツ/シャツの準備

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前回の記事はこちら⇒持ち物Part.2―知らないと大汗!スーツ/シャツの準備
さあ、アメリカ出張に必要な現金の準備はできました。暑さ/防寒対策も出来ました。
今回は、ビジネスマンの正装であるスーツやワイシャツについてお話したいと思います。また、欧米のワイシャツの長さの意外な秘密もご紹介します。
※ 当記事の内容は2015年10月時点のものです。お出かけ前に最新情報を確認することをお勧めします。

 

▼目次

はじめに:機内で何を着て、何をしまうか

スーツケースの荷物を減らす目的とビジネス出張ということもあって、機内にスーツのまま乗り込む方が多いですが、国内出張のフライトとは違い、ニューヨークならば13時間という長時間のフライトとなると、どうしてもスーツにシワが付きます。

バリっとしたスーツのアメリカ人の中で、1人しわくちゃのスーツで居るというのは格好の良いものではありません。欧米人の服装を見てみるとわかりますが、スーツのパンツはスーツケースにしまって、替えのパンツを履いています。これであれば上下違いの服装も用意できます。

また、靴もビジネスシューズはスーツケースにしまって、ジョギングシューズを機内で履くのも、疲れ防止になります。堅い革靴は気圧でむくんだ足には辛いものです。

日数分のワイシャツは不要

アメリカ出張で日数分のワイシャツを持参するビジネスマンがいますが、出張期間が1週間として、せいぜい2枚あれば充分です。それは、アメリカの気候が基本的に日本と違ってドライなので汗をかきにくいからです。また、ホテルで朝クリーニングに出せば夕方に戻ってきますし、最終手段としてアメリカでワイシャツはとても安く買えるからです。

枚数を減らすのには他にも理由があります。アメリカ出張が2都市以上の場合は国内線で移動しなくてはいけませんが、スーツケースの重量チェックが非常に厳しいからです。少しでもオーバーすると超過料金がかかります。高いところで$75、それも現金のみですから、不要な出費を回避するためにも超過の場合は、まずスーツケースの中身を手荷物に移してスーツケースを軽くします。このような労力を減らすためにもワイシャツの枚数は多くない方が良いのです。

ちなみに、アメリカでは日本の夏のように蒸し暑く息苦しい気候の地域はあまりありませんので、クールビズはありません。その企業でカジュアル・デーまたはカジュアルフライデーを採用していなければ、夏でもネクタイは締めていますし、日本のような背抜きのスーツもほとんど見かけません。

アメリカのワイシャツは○○が違う

アメリカのワイシャツは、日本のものとは色々と違いますので確認してみてください。

アメリカのワイシャツの襟の裏をみてもらうと分かりますが、襟がいつでもピンとするように襟芯を入れられるようになっています。いつも欧米の方のワイシャツがバリッとして見える理由の一つが、この襟芯によるものであることは間違いないでしょう。

また、イタリア系のシャツなどはデザインで襟が高いものから低いものと、スタイルによって幅が違うため、メンズのアパレル店には色々な長さの襟芯をパックで売っており、襟芯の素材はセルロイドのようなものからプラスチック、金属製のものまで色々あります。

ワイシャツの長さが違う理由

アメリカのワイシャツを確認する際、着丈の長さについても確認してみてください。実は日本のものよりも長いのです。これにはアメリカの歴史が背景にあります。

アメリカでは昔、下着のパンツを履かずにシャツで下腹部を包み込んでからズボンを履いていたからで、シャツは下着の役目も兼ねていました。その名残で現在もワイシャツが長いのです。

おみやげにワイシャツを買う場合は、インチのサイズを調べておくか試着してください。アメリカではシャツもパンツも細かく長さが分かれていますので、直すことなく着用できます。シャツであれば首周りと袖丈が、パンツの場合はウエストと股下が色々と揃っていますので、裾上げを頼む必要がありません。

下着についてのコツ

衣類の中で唯一出張中に減らすことが出来るのが下着です。

いつも着ている下着で、そろそろ捨てようと思うものは出張用に取っておき、アメリカ出張で最後に着用して捨てて帰るのです。そうすることで、パンパンになりがちな帰国前のスーツケースに余裕が出来ます。

まとめ:いかに荷物を軽いままで移動できるかが重要

海外出張では、体調管理の次に大切なことは荷物マネジメントです。

衣類は一番コントロールしやすい持ち物ですので、コーディネート可能なアイテムや古着などの活用で、少ない枚数で楽な移動を工夫してみてください。ちょっとした荷物の重さでも疲れが全く違います。

⇒Part3に続きます!

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