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みんなが気になる?インド駐在員生活の実際【その2】(公認会計士 野瀬大樹)

      2017/12/06

今日も前回に引き続き人気のテーマ「インド駐在員生活」です。(前回はコチラ

前回は、住環境や家族帯同のメリット・デメリットについてお話したので今回は、「足」「食事」についてお話したいと思います。

インド生活の「足」

基本的に日系企業の駐在員の方の日常の「足」は車です。車とドライバーをセットでドライバー派遣会社から借りて、月額フィーを払うイメージです。ローカルだと月20,000Rs(日本円で約35,000円)くらいですが、日本人を相手にしている派遣会社であれば、月額60,000~90,000Rs(約105,000~158,000円)といったところでしょうか。

かなり高いように思いますが、後者のほうが車も綺麗でグレードも高いので、どうしても日本人が集まるコミュニティでの生活であることや、奥様やお子様の足になることも考えますと、これくらいが実際の相場になります。

あと、仕事の移動に関しては専ら「飛行機」が主役になります。私もインド国内出張の際はひたすら飛行機。インドのどの都市にでも概ね往復8,000~14,000Rs(約14,000~25,000円)で行けるので、お得です。ただ、インドらしくフライトの遅延は日常茶飯事ですし、場合によっては欠航もありますので注意が必要です。

また、OLA(オラ)やUBER(ウーバー)などのタクシーサービスも一般的ですが、「メトロ」や「リキシャ」と同様に使用する日本人駐在員は少ないように思います。安全性の問題から内規で使用禁止となっている会社もあります。

インド生活の「食事」

非常に評判が悪かったインドの食事情ですが、最近ではインド人の健康志向の高まりも相まって、有機野菜などの通信販売も充実しています。もちろん時間通り届かないなどの問題はありますが品質は悪くありません。私も普段購入していますが、種類も豊富で楽しみです。

あとは、少々値段は高いですが外国人が行くような綺麗なスーパーに行きますと、醤油や豆腐なども購入可能です。もちろんいわゆる「なんちゃって日本食材」であるケースが多いですが、上記野菜と組み合わせると美味しい食事が完成します。

また、インド人は基本的にベジタリアンなので、牛肉はもちろん豚肉も非常に手に入りにくいです。肉と言えば基本的に鶏肉になります。

日本人駐在員に関して言えば、会社から食材の「買い出し手当」がもらえるところが多いですので、年に2~3回程度シンガポールにシーフードや肉、日本食材を買いだしに行く人が多いです。ただインドは牛肉に関しては所持さえも取り締まる州がありますので、その点はお気をつけくださいませ。

ただ上記の「足」と「食事」についても、仕事に関係しない部分についてはすべて個人所得税計算の対象となりますので注意が必要です。

まとめ

インドの移動は基本、車か飛行機。車はローカル業者を使わない限り非常に高い。

インドの食事は最近改善されており、有機野菜なども手に入るが、肉は鶏肉がメイン。日系企業ではいわゆる「買い出し休暇」が与えられるケースが多い。

【プロフィール】
野瀬 大樹(のせ ひろき) 公認会計士・税理士

大手監査法人勤務の後、NAC国際会計グループに参画、インドのニューデリーにて主に日系企業をサポートするコンサルティング会社NAC Nose India Pvt. Ltd.を設立し、同代表に就任。インド各地にて、会計・税務・給与計算に加え、各種管理業務に関わるコンサルティングサービスを提供している。

事務所HP:http://in.nacglobal.net/

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