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【海外企業信用調査レポートの紹介③】エクスペリアン海外企業調査・統一評価レポート

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日本企業の与信・債権管理を総合的に支援する弊社(三井物産クレジットコンサルティング)がお届けする海外企業信用調査レポート解説シリーズの第3回です(第1回ACPレポート編)(第2回コファスレポート編)。

今回は、「エクスペリアン(Experian)海外企業調査 統一評価レポート」の特徴や活用方法についてご紹介していきます。「エクスペリアン(Experian)海外企業調査 統一評価レポート」は、世界最大手の信用調査機関であるExperian plc(ロンドン証券取引所に上場)の日本法人で、日本ではメール配信などのマーケティングサービスや海外企業調査サービスの提供等を行うエクスペリアンジャパンのサービスです。

▼目次

エクスペリアン海外企業調査 統一評価レポートの特徴

○倒産確率付き海外企業調査レポートを提供

エクスペリアンは、北米、ヨーロッパ、アジア・パシフィック地域を中心に、世界37ヶ国の拠点を通じて事業を展開しています。

米国では、信用情報を扱う3大クレジット・ビューローの一つ(他はエクイファクス(Equifax)、トランスユニオン(Trans Union))として知られています。ちなみにクレジット・ビューローとは、個人や企業の信用情報を収集している機関で、日本における「CIC(株式会社シー・アイ・シー)」に相当します。皆さんもクレジットカードやローンを申込む際、個人情報の提供先として目にされたことがあるのではないでしょうか。

日本法人のエクスペリアンジャパンでは、エクスペリアングループや各国調査機関とのネットワークを活用し、世界200ヶ国以上の海外企業調査レポートを提供しています。もっとも代表的なサービスである「海外企業調査 統一評価レポートは、海外現地の最新情報(登記・役員・株主・決算等)に加え、統計学モデルに基づいた8段階の倒産確率も提供しています。
料金は、スポット利用の場合、22,000円/件(納期:通常16営業日)~で利用可能です。さらに、有料オプションですが、至急での調査や日本語への翻訳サービスも提供しています。

○世界統一基準の倒産確率(DPスコア)を提供

従来、国ごと(信用調査会社ごと)に評価基準が異なるため、各国に存在する取引先を同じ評価尺度で比較することが困難でした。

この問題を解決するため、エクスペリアンジャパンでは、統計学分析に基づく倒産確率の提供を開始しています。この倒産確率は、多くのスコアリングモデルの開発に実績を有するエクスペリアングループのDP Informationが構築したもので、世界どの国の企業に対しても、8段階の倒産確率を統一されたリスク評価の尺度として提供しています。

○24時間いつでも使える海外企業情報オンラインサービスIBR360

IBR360は、「海外企業調査 統一評価レポート」の申込みやレポート取得、進捗管理を行えるサービス(無料登録必要)です。

企業の信用調査レポートの発注・納品はメールベースで行われることが一般的ですが、一連の手続きをウェブ上で行なえる点が便利です。当社が考えるIBR360のお勧めポイントが3つございます。

①既存レポートの有無が分かる

調べたい海外企業について、既に直近で調査が行なわれている場合、すぐに既存レポートを取得することができます(一部の国が対象です)。

また、海外企業の信用調査の場合、レポートを取り付けても情報が全く取れず、場合によっては企業が存在しない場合もあります。既存レポートがあるということは、100%と断言はできませんが、企業の実態があることの一つの裏付けとも考えられますので、このような情報が参照できることは貴重です(なお、既存レポートが無いからといって、その企業の実態がないという意味ではありません)。

②場所や環境を選ばず、レポートを申込んだり、受け取ったりできる

よくある話ですが、レポートの受発注担当者が突然休暇を取得してしまったため、納品済レポートの社内共有が遅れてしまったという場合があります。

一般的なメールでの注文・納品と異なり、例えば、出張先からでもウェブ接続環境さえあれば、レポートの発注・受領ができるので、このような不測の事態でも安心です。

また、最近はリモートワークの導入が進んでいる会社も増えてきていて、社内SNSなどのメール以外の方法でコミュニケーションを取る会社も増えているようです。このような会社にとっては、ウェブ上でのやり取りができるのは大変便利です。

③納期の目途がわかる

日本に様々な祝日があるように各国にも固有の祝祭日があります。有名なものでは中国の旧正月(春節)がありますが、当然各国の調査機関も祝祭日は営業を行っていません。

このような現地の祝日を考慮せずに調査レポートを発注してしまうと、業務に必要な納期に間に合わないといったトラブルがよくございます。IBR360では、現地の祝日を考慮した納品予定日が表示されますので、安心してレポートを発注することが可能です。(納期は目途のため必ず期日に納品されるとは限りません)

なお、一つ注意すべき点ですが、全ての画面やメッセージが英語表記であることから、やり取りに慣れるまでには時間がかかるかもしれません。エクスペリアンのサイトでは、不慣れな方向けに分かりやすいマニュアルや説明動画が整備されてますので、利用前にしっかりと確認することをお勧めします。

○こんなご利用シーンに最適!

① 特定国ではなく、世界の様々な国の企業と取引をしている企業
② 既に海外企業信用調査レポートを利用しており、他の情報ソースを検討中の企業
③ 倒産確率(DPスコア)を会社全体の与信管理に活用したい企業
④ 貿易保険・取引信用保険の申請書類として信用調査レポートを取得したい企業

エクスペリアン海外企業調査 統一評価レポートの利用方法

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「エクスペリアン海外企業調査 統一評価レポート」を試したい

海外取引リスク管理クラウドサービス「CONOCER(コノサー)」では、海外企業の情報収集・与信判断に便利な「エクスペリアン(Experian)海外企業調査 統一評価レポート」を、会員価格で1件から購入することが可能です。また、エクスペリアン以外の海外調査会社の各種レポートや付帯情報(アジア市場情報や国情報)もあわせて取得いただけます。詳しくはお気軽に弊社までお問合せください。

また、弊社では三井物産グループの商売で培ったノウハウを活用し、国内・海外取引信用保険のご相談(商品紹介、見積等)にも対応しております。あわせてどうぞご相談ください。

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