日本企業の与信・債権管理を総合的に支援する弊社(三井物産クレジットコンサルティング)がお届けする海外企業信用調査レポート解説シリーズの第3回です(第1回ACPレポート編)(第2回コファスレポート編)。
今回は、「エクスペリアン(Experian)海外企業調査 統一評価レポート」の特徴や活用方法についてご紹介していきます。「エクスペリアン(Experian)海外企業調査 統一評価レポート」は、世界最大手の信用調査機関であるExperian plc(ロンドン証券取引所に上場)の日本法人で、日本ではメール配信などのマーケティングサービスや海外企業調査サービスの提供等を行うエクスペリアンジャパンのサービスです。
★ご注意ください★
この記事の内容は古い情報です。
2022年12月19日付でCRIF S.p.A. (https://www.crif.com/)が、完全子会社のCRIF Japan株式会社(呼称:クリフジャパン)を通じて、エクスペリアンジャパンの海外企業調査事業を買収しました。
現在は、エクスペリアンレポートを取得することはできませんので、ご留意ください。
▼目次
エクスペリアン海外企業調査 統一評価レポートの特徴
○倒産確率付き海外企業調査レポートを提供
エクスペリアンは、北米、ヨーロッパ、アジア・パシフィック地域を中心に、世界37ヶ国の拠点を通じて事業を展開しています。
米国では、信用情報を扱う3大クレジット・ビューローの一つ(他はエクイファクス(Equifax)、トランスユニオン(Trans Union))として知られています。ちなみにクレジット・ビューローとは、個人や企業の信用情報を収集している機関で、日本における「CIC(株式会社シー・アイ・シー)」に相当します。皆さんもクレジットカードやローンを申込む際、個人情報の提供先として目にされたことがあるのではないでしょうか。
日本法人のエクスペリアンジャパンでは、エクスペリアングループや各国調査機関とのネットワークを活用し、世界200ヶ国以上の海外企業調査レポートを提供しています。もっとも代表的なサービスである「海外企業調査 統一評価レポートは、海外現地の最新情報(登記・役員・株主・決算等)に加え、統計学モデルに基づいた8段階の倒産確率も提供しています。
料金は、スポット利用の場合、22,000円/件(納期:通常16営業日)~で利用可能です。さらに、有料オプションですが、至急での調査や日本語への翻訳サービスも提供しています。
○世界統一基準の倒産確率(DPスコア)を提供
従来、国ごと(信用調査会社ごと)に評価基準が異なるため、各国に存在する取引先を同じ評価尺度で比較することが困難でした。
この問題を解決するため、エクスペリアンジャパンでは、統計学分析に基づく倒産確率の提供を開始しています。この倒産確率は、多くのスコアリングモデルの開発に実績を有するエクスペリアングループのDP Informationが構築したもので、世界どの国の企業に対しても、8段階の倒産確率を統一されたリスク評価の尺度として提供しています。
○24時間いつでも使える海外企業情報オンラインサービスIBR360
IBR360は、「海外企業調査 統一評価レポート」の申込みやレポート取得、進捗管理を行えるサービス(無料登録必要)です。
○こんなご利用シーンに最適!
① 特定国ではなく、世界の様々な国の企業と取引をしている企業
② 既に海外企業信用調査レポートを利用しており、他の情報ソースを検討中の企業
③ 倒産確率(DPスコア)を会社全体の与信管理に活用したい企業
④ 貿易保険・取引信用保険の申請書類として信用調査レポートを取得したい企業
エクスペリアン海外企業調査 統一評価レポートの利用方法
「エクスペリアン海外企業調査 統一評価レポート」を試したい
海外取引リスク管理クラウドサービス「CONOCER(コノサー)」では、海外企業の情報収集・与信判断に便利な「エクスペリアン(Experian)海外企業調査 統一評価レポート」を、会員価格で1件から購入することが可能です。詳しくはお気軽に弊社までお問合せください。
また、弊社では三井物産グループの商売で培ったノウハウを活用し、国内・海外取引信用保険のご相談(商品紹介、見積等)にも対応しております。あわせてどうぞご相談ください。
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