海外へ長期出張していたり赴任していたりすると、和食や聞きなれた日本語が恋しくなるものです。休暇を取って帰国する余裕はないけれど、出張先や赴任先で気軽に日本食や日本文化に触れたい場合は、日本人が集まる日本人街や日本食レストランに出かけてはいかがでしょうか。
今回は、中国へ長期出張、赴任している方におすすめする、日本食レストランと日本人街情報をご紹介します。
▼目次
【北京その1】燕莎・麗都エリア
日本大使館がある燕莎エリアは、日系企業のオフィスがあるため、周辺には日本人向けのレストランが数多くあります。
寿司屋を始め、日本の居酒屋チェーン店や日本食レストランを簡単に見つけることが可能です。
また、燕莎エリアにある大型デパートの地下には、日本の食材も豊富に揃っています。日本食を作る際に活用してはいかがでしょうか。
首都国際空港から車で約20分走ると、昔から多くの外国人が暮らしている麗都エリアに着きます。空港と麗都は機場快速が開通しているため、空港を利用することが多い赴任者には便利です。
また、麗都エリアには日本人学校や日系学習塾などの教育環境があり、子ども連れの日本人に人気のエリアとなっています。
【北京その2】中関村・五道口エリア
北京大学や精華大学に近い中関村・五道口エリアは、にぎやかな学生街です。
このエリアには数多くの日本人留学生がいます。学生街であるため、周辺にはラーメン店や、日本の牛丼チェーン店などリーズナブルな店が軒を連ねています。
また中関村・五道口エリアは「北京の秋葉原」と呼ばれるほど、電気街としても有名です。電気機器やアニメ関連ショップ、漫画喫茶などの店が集まっています。日本のアニメやゲームなどのサブカルチャーが恋しくなった際は、ぜひ訪れてはいかがでしょうか。
【上海その1】虹口(日本租界)エリア
蘇州河の北に位置する虹口エリアは、かつて「日本租界」があった場所です。
旧日本人居住区として、戦前の日本の姿を垣間見ることができる観光スポットの1つです。
このエリアは、昭和・大正時代に中国の文豪「魯迅」が日本の知識人である「内山完造」と交流を深めた場所としても知られています。内山完造の書店の旧蹟や魯迅が晩年を過ごした住居、文化人たちの銅像など、各所に歴史的建造物が残されています。
虹口エリアは、異国で日本の歴史や文化を知る貴重な機会を得られます。また、通りには日本にちなんだ名前が付けられている場所もあるため、親近感を覚えることでしょう。
【上海その2】松江区エリア
虹口エリアからほど近い場所に位置する松江区エリアには、数多くの日系企業の工場があるため、日本人向けの飲食店が充実しています。
特に普照路と呼ばれる通りには、日本人向けの居酒屋が並び、焼き鳥や鍋料理などを楽しむことが可能です。このエリアにある多くの日本料理店では日本語が通じるため、日本にいるような感覚を味わえます。夜には、仕事帰りの日本人に出会えるでしょう。
【蘇州】新区エリア
中国の古い街並みが印象的な蘇州にも、日本人街は存在します。
蘇州にある新区エリアには日本人学校があるため、日本人家族が多く居住しています。そのため、日本食材が豊富に揃っている日系スーパーや日本食レストランがある他、パチンコ店やDVDショップまで揃っています。
蘇州古典園林や大運河などの世界遺産を巡った後は、日本文化を感じることができる街を散策してはいかがでしょうか。
高速道路を利用すれば上海市まで約30分で行けるため、週末には気軽にショッピングに出かけることが可能です。
おわりに
ここでは、中国に滞在しながら日本を感じられるエリアを5ヵ所ご紹介しました。少し足をのばせば、日本食レストランや日本人が集まる日本人街に行くことができます。
中国へ長期出張や赴任に行く場合は、ぜひこの記事を参考にしてください。