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【セミナー開催報告】弁理士が語る知財マネジメントの重要性! 海外事業戦略におけるリスクマネジメント

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2017年9月6日、東京・日本橋水天宮前オフィスにて、三井物産クレジットコンサルティング株式会社・正林国際特許事務所共催のセミナーを開催いたしました。その様子をレポートします。

【参加者対象者の方】
海外進出を検討中の経営企画部門の責任者様
新規市場開拓を検討中の海外事業部門の責任者様
海外事業におけるリスクマネジメントに課題を感じている方
海外の仕入先・調達先の管理手法にご関心をお持ちの方

【講座の内容】

海外事業(特に新規事業やM&A)に取り組むうえで忘れがちな「知的財産(特許など)」「取引先の信用リスク」に関するリスクマネジメントをメインテーマとしたセミナーを開催しました。
(開催スケジュール)14:00~16:00 (2時間) ※所要時間およびスケジュールは目安です。

▼目次

【講演①】
海外展開(新規事業・市場開拓)
最低限知っておきたい海外リスクマネジメント 14:00-15:00

第一部では、当社代表取締役社長の松居より、「海外取引先管理に重要な“4つのリスク”」、「海外与信管理に欠かせない“三種の神器”」、「見落とされがちな調達先/仕入先の与信管理」、「海外取引管理ツール「コノサー」について講演致しました。

よく使われる「国内与信」と「海外与信」という言葉を再定義し、2つの国内与信(①日本企業⇔日本の取引先、②海外現地法人⇔海外の取引先)と2つの海外与信(③日本企業⇔海外の取引先間の貿易尾、④海外現地法人⇔第三国の取引先間の貿易)に類型化することで、与信管理の考え方を整理することが可能とご説明しました。

また、グローバルな視点で取引先管理を行うためには、「限度額管理」「格付」「担保」の3点を社内の制度・インフラとして位置付けることが最重要であることなど、商社審査の目線から解説致しました。

【講演②】
~攻めの海外進出(M&A・新規事業) 知財の活用・リスクマネジメント~  15:00-16:00

続く第2部では、正林国際特許事務所 弁理士の鶴本 祥文氏より、「M&A・新規事業を成功へ導くためのリスクマネジメント手法」、「特許マーケティングをはじめとした知財活用策」について解説頂きました。

これまで多くの大企業の新規事業やベンチャー企業の支援に携わられてきたご経験から、「新規事業やM&Aのよくある悩み」について、具体的なお話を頂きました。

また、鶴本氏曰く、知財を分析することで、企業の客観的な強み・弱み・特徴が把握できることが非常に有用とのお話でした。確かに、「あの会社は技術力がある」という話をよく聞きますが、具体的に、何が根拠になっているかは曖昧なことも多く、”主観”で判断されているケースも見られます。
知的財産を定量的・相対的に分析することで、より”客観的”な事実をもって、ビジネス判断ができるというご説明には納得でした。

セミナーまとめ

今回のセミナーは、20社超の海外新規事業・M&Aに取組む企業の方にご参加いただきました。
参加者の声をご紹介しますと、

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「取引先のみならず、取引スキームに内在するリスクについても再点検が必要だと感じた。」
「教えてもらった分析手法を早速活用して、自社の知財の確認を行いたい。」
「原料供給先、海外現地法人の与信管理態勢を見直したい。」
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など、自社の改善点をすぐに行動に移そうという前向きなお声を沢山お聞かせ頂きました。

当社では、今後も定期的に、日本企業の海外展開・事業拡大に資する情報提供のセミナーを開催してまいります。

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▽今後のセミナー開催予定
11月10日(金)15:00~17:30(予定)
東南アジアビジネス拡大セミナー(仮題)

※詳細が決まりましたら、更新いたします!

 

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