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親日的とは言われるが・・・インド人の対日感情(公認会計士 野瀬大樹)

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私は毎月日系企業が集まる商工会の会合に出席しているのですが、その際にはインドへの赴任者、日本への帰任者の挨拶があります。そんな挨拶の中で記憶に残っているのが、ある大企業の赴任者の方でその方は

「いや~、インドは日本人にやさしくていいですね。先月まで赴任していた国とは大違いですよ」

とおっしゃっていました。

今回はそんなインドの「対日感情」についてお話したいと思います。

▼目次

インドは親日的?

これはよく言われる話なのですが、実際にインドで仕事をしている私の感覚では、「親日的」というよりは「悪い感情がない」というイメージです。実際、昔仕事の一環で対日感情のアンケートをとったことがあるのですが、最も多かった回答は

「よくわからない」

です。

地理的な遠隔性も相まって、イメージがしにくいようです。

ただ、それでは面白くないので「敢えてイメージすると」という前提で聞くと概ね返ってくるのは

・勤勉

・静か

・平和的

というポジティブな回答が多いです。

さらに突っ込んで「敢えて悪い面を言うと」と聞くと、

・楽しめない

・感情を表さない

という回答でした。

アメリカやヨーロッパで少なからずあるような、「サムライ」「キモノ」などのイメージは情報の少なさも相まってほとんどないように思います。

ただ結論から言いますと、インドは比較的親日的な国だと思います。いろいろネガティブなニュースもありますが、「日本人だ」と言うと良くしてくれることが多いです。

また、インドでは毎年8月の原爆投下の日には国会で黙とうを行っており、歴史の教科書でも日本以上の原爆の惨禍について記載されてあります。最近では「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」の大ヒットの影響で、「日本≒アニメ」というイメージも浸透しているようです。また「嘘をつかない」というイメージもあるらしく、今の私の家を契約する時、当初大家さんは我々が外国人であることをためらっていたのですが、不動産屋さんが「まあ、外国人って言っても日本人ですから大丈夫ですよ」と説得してくれていたのは今でも印象に残っています。

当然ですが対日感情が良い原因の一つに「金払いがいい」というポイントもあるので、しっかりインドで商売して稼いで、しっかりインドでお金を使いたいですね。

まとめ

インド人の対日感情は比較的良好。ただ、典型的な日本のイメージではなく、「よくわからないけど善良な人たちらしい」というイメージ。逆に言うとまだイメージが固まっていないとも言えるので、今後の草の根交流は大切だと考えられる。

プロフィール

野瀬 大樹(のせ ひろき) 公認会計士・税理士

大手監査法人勤務の後、NAC国際会計グループに参画、インドのニューデリーにて主に日系企業をサポートするコンサルティング会社NAC Nose India Pvt. Ltd.を設立し、同代表に就任。インド各地にて、会計・税務・給与計算に加え、各種管理業務に関わるコンサルティングサービスを提供している。

事務所HP:http://in.nacglobal.net/

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