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【 対談 】中国国内における邦人企業のローカル取引と取引信用保険活用時の留意点を外資系保険会社の担当者に聞いてみた(前編)

   

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今回は、保険会社の担当者からみた

①中国国内における邦人企業の取引状況の変化

②保険活用時の留意点

について、外資系保険会社の担当者にインタビューを実施いたしました。

(以下、インタビュー)

インタビュアー「それでは、よろしくお願いします」

S氏「よろしくお願いします」

 

「最近の法人企業の中国ローカル取引の印象についてお聞かせ願いたいのですが」

S2014年あたりから支払遅延は急速に増えています
それまでは法人企業の保険事故というのはほとんどなかったのですが、
特に2015年に急増したという印象です」

 

「その背景にはどのようなものが考えられますか?」

S「まず、これまで日系企業が取り引きの中心だったものが
中国国内の地場の企業との取引自体が急増したということもあると思いますし、
そのなかで取引する企業の与信レベルの低下というのもあると思いますし、
地場企業に対する与信判断の難しさもあるでしょう」

 

「と、いいますと」

S「今まで法人企業のスタンスでは地場のお取引先にしても
比較的優良で規模もそれなりなところが中心であり、
加えて自身で一定相手先のことを理解している先が多かったと思うのですが、
更に国内取引を拡大する中で、取引先の数が増えたことから、
取引先のレベルとそれを管理するレベルが下がってきたように思います。
中国国内の情報開示の問題もありますが、
多くの中国企業で業績が低迷していますので、与信判断は大変難しくなってきています。」

 

「なるほど。それ以外に何か特徴的なことはありますか?」

S「邦人企業が架空取引や取り込み詐欺に巻き込まれるケースもあるようです。
例えばサプライヤーとバイヤーがグルのケースですね。
サプライヤーからの持ち込み案件など、いわゆる「うまい話」が突然舞い込んでくる。
商品はサプライヤーからバイヤーに直送。
仕入れ代金を支払った後に、両社ともに行方が分からなくなるというパターンです」

 

「ありがとうございます。
次回は、取引信用保険の留意についてお話を伺います(後篇につづく)。」

 

 

※後篇は7月中旬以降に掲載予定です!

 

 

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